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横手の野菜やいろいろ

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跡隠しの雪

跡隠しの雪とよぶ。
旅の僧を泊めた貧乏な老婆がもてなすものがなく、
地主の稲・隣家の畑の大根を盗んでしまう。
畑から畑と足が悪い老婆の足跡が残っている。
僧はその足跡を隠すために雪を降らせた。
その僧は弘法大師だとも言われている。


残された大根も雪の中。我が家の畑に雪が降る。
向こうの大豆畑も、雪に埋もれている。
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昔々、寒い雪の夜、小さな村に旅のお坊さんがやって来て、
ひと晩泊めてくれる家を探していた。
どの家にも断られ、村の外れのひとり暮らしのおばあさんに頼みました。
おばあさんは何もないけれど、お泊り下さいと言いました。
お坊さんは火の消えたいろりに座り、念仏を唱え始めました。
おばあさんは、寒さに震えながら葉っぱ一枚でも残っていればと、
畑に行きましたが、やはりありませんでした。
おばあさんは、地主の畑に行き、
“今日だけは許してください”と手を合わせて、
干してある稲を、ほんの少し抜き取りました。
隣の大根畑で、
“今日だけは許してください”と手を合わせて、
小さな大根を一本抜き取りました。
そして、雪山に枯れ枝を探しに行きました。
枯れ枝でいろりに火をおこし、臼で稲をつぶして、
大根と団子を煮て団子汁を作りました。
出来上がった団子汁を全てお椀に入れて、
“私はお腹が空いていないので、”とお坊さんに差し出しました。

外を覗くと、
地主の畑、隣の畑とおばあさんの家まで続く足跡が、
雪の上にはっきりと残っていました。
明日になれば、稲や大根を盗んだことが村中に知れ渡ってしまう。
そして、村を追い出されてしまうだろう。
しかし、美味しそうに団子汁を食べるお坊さんを見て
心の底から、良かったぁ・・・と思いました。

翌朝、辺り一面に新しい雪が降り、
すっかりおばあさんの足跡がなくなっていました。
“仏さまは、あなたのした事をお許しになるでしょう”と
再びお坊さんは旅へと出かけました。

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こんな雪の風景なのだろうか?
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Commented by sabawodasiniiku at 2016-01-28 17:24
うわぁ、
風景とお話しがピッタリ
湿度と気温と音と情景が目に浮かんできました
あとかくしの雪!
民話なんですね(^_^)
今度、本屋さんで見つけてきます
ジーンと来ました(#^.^#)
Commented by evecookymama at 2016-01-29 10:46
私もジーンときました。民話っていいなー
奈良にも沢山民話があります。今度図書館で探してみます。
一面の雪、春を待つ木々も花も、辛抱の時ですね。
Commented by sakuraheart at 2016-01-31 20:10
>デコポンさん
大師講の由来を伝える民話だと言われるそうです。
弘法大師を祭る地方では小豆がゆを食べる習慣もあるそうです。
島根県・山形県の民話にあると聞きます。
吹雪いたのもおさまり、しーんと静まり返り、
何もなかったように空気が澄みわたって行きます。
こんもりと雪の盛り上がりが出来ているが、その下はなんだろう?
5年ぶりの雪になったようですね。
あんな大きな雪ダルマにびっくりしてしまいました。
そしてその数日後は20℃に近いほどの気温。
またそれにびっくりです。
Commented by sakuraheart at 2016-01-31 20:10
>eveさん
その地方によって色んな民話がありますね。
私の住んでいるところでは、昔語りや歴史講座など月一の割合であります。
よく歩いて参加されている姿など見ます。
2月は冬まつりがあっちこっちで行われます。
県北・大舘のアメッコ祭りに始まり、県南・湯沢の犬っこ祭り。
秋田では何でも語尾に“こ”をつけます。
だから飴で“アメッコ”なのです。
犬も“犬っこ”です。
米粉を練ったもので犬っこを作り、供え魔除けを祈ります。
私の住んでいるところは“かまくら”です。
かまくらも水神様の祭りです。
by sakuraheart | 2016-01-28 15:00 | Comments(4)