2015年 02月 28日
小さいおうち
直木賞受賞作「小さいおうち」は中島京子著。
以前面白からと友人に本を借りていた。
録画してあるからね。とおひな祭りを兼ねて観たいねぇとその友人と話をしていた。
昨年は山田洋次監督で映画化され、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。
今回は日本アカデミー賞・優秀助演女優賞を受賞。
その「小さいおうち」が映画化になり、大好きな黒木華さんが女中役で演じている。
WOWOWで「小さいおうち」が放映され、
その「小さいおうち」が地上波で明日放映される。
内容は、昭和初期、東京郊外の『赤い三角屋根の小さいおうち』
平井夫婦(片岡孝太郎・松たか子) の家にタキ(黒木華)が女中として働き始める。
ある日、タキは奥様の秘密を知る。
田舎から出てきたタキ(黒木華)も奥様(松たか子)も、
のちのタキ(倍賞千恵子)もとても素晴らしく演じられていた。
たとえば、
普通の女中はゴミ箱のゴミを捨てる。
悪い女中は捨ててはいけないゴミを捨てる。
賢い女中は捨てていけないゴミをしまっておく。
ゴミなのだけれど、
捨てても良いゴミと捨ててはいけないゴミがある。
“なんだべーな ゴミさ捨ててもいいのど駄目なのどあるのだべがー”と思う。
60年以上も誰にも言えずにその秘密は守られていた。
それが、回想録のように語られ今明かされる。
タキが割烹着の胸元をキュッと手で掴む、そのシーンが思い出されます。
by sakuraheart
| 2015-02-28 15:53